ソフトウェア開発の持つべき文化

先週末からNP_MyGoogleMapsの更新がほとんど止まってしまっています。すみません。その理由は、何冊か買い込んだ書籍を読んでいるから、です。最近映画化されたスラップスティック[G]なSF作品『銀河ヒッチハイク・ガイド』(旧訳は既読)の続編、『宇宙の果てのレストラン』(新訳)を2日で読み終え、次に取り掛かったのが『ソフトウェア開発の持つべき文化』です。

ワインバーグ[G]デマルコ[G]といった古今東西のコンピュータ書籍の名著・必読書を引用しながら、ソフトウェアを開発する組織が持つべき文化について解説しています。よりよいソフトウェアを開発するためには、表層的なソフトウェア開発プロセスの導入だけでは不十分であり、組織として有機的に活動するための "文化" という共通のコンテキストが必要である、というスタンスで書かれています。また、抽象論に陥ることなく具体的な解説や例示がなされており、各章末に「文化を生かすもの」「文化を殺すもの」がまとめられているので、非常に理解しやすく、かつ、実践的な内容になっています。

対象となる読者は、ソフトウェア開発のマネージャやリーダー、あるいはそれを目指しているエンジニア、といったところ。もちろん、「生涯一プログラマ」なあなたにもお薦めできます。原著はおよそ10年前に出版されたとのことですが、内容は今でも十分に通用します。と言うより、現実がようやくこの書籍に追い付き始めたという印象。もう少し読み進めたら、また改めてこの書籍について書いてみたいと思います。


オマケ。上述の『銀河ヒッチハイク・ガイド』と『宇宙の果てのレストラン』は河出出版から新訳が出ましたが、旧訳は新潮文庫から出ています。『銀河〜』は旧訳を、『宇宙の〜』は新訳をそれぞれ読みましたが、強烈なカクテル「汎銀河うがい薬バクダン」が「汎銀河ガラガラドッカン」に、"DON'T PANIC"が「あわてるな!」から「パニクるな!」になっていたりと、微妙に訳語が変えられてしまっていたのは何らかの意図があってのことなのでしょうか? その答えはきっと 42[W] という数字に込められているのかも知れません :-)

それにしても銀河系大統領が「うんにゃ」ってアナタ、九州訛りですか (訳者は鹿児島出身らしいです)。