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UNIX MAGAZINE Classic with DVD

今年の9月に発売されていたUNIX MAGAZINE Classic with DVDを、ようやく購入いたしました。20年分の記事の99%が4枚のDVDに収録されています。\18,900とお値段がちと高めですが、その価値はあります。

ぼくがUNIXに興味を持ったのは大学に入ってすぐの頃、およそ10年前でした。当時はLinuxバブルが始まる前で、UNIX系の雑誌と言えばLinux JAPAN(LJ), UNIX USER(UU), Software Design(SD)そしてUNIX MAGAZINE(ユニマガ)しかなかったと記憶しています。しかし、LJとUUは休刊、ユニマガはUNIX magazineになり季刊化、元気なのはSDのみというのが現状です。

閑話休題。セットの内容は上述の通りDVD4枚ですが、書籍(〜Classic)も1冊同梱されており、「広告に見るUNIX」等、興味深い記事が多数掲載されております。DVDの方はこれからじっくり目を通すことになりますが、この正月休みの楽しみが一つ増えました。

プログラミング in OCaml

ここ1・2年は関数型言語に関する書籍の出版ラッシュが続いており、特に今年はOCaml[W]が豊作な一年でした。3月に『プログラミングの基礎』、5月に『入門OCaml』、そして締めくくりの一冊がこの『プログラミング in OCaml』です。

先に出版された『プログラミングの基礎』はお茶の水女子大の先生が書かれた本ですが、この『プログラミング in OCaml』の著者は京都大の先生です。OCamlをオンラインで勉強しようとした方なら、一度はObjective Caml入門を参照されたことと思いますが、このサイトの作者さんがこの書籍の著者さんです。

さて、内容はと言うと、かなり詰め込まれてます。練習問題もしっかり掲載されていて、お買い得感満点。情報量が多いのでちょっととっつきにくい感がなきにしもあらずですが、OCamlによるオブジェクト指向プログラミングやTkによるGUI実装も勉強できて、誤解を覚悟で言えばOCamlについて「広く深く」学べます。

OCamlについてライトに勉強したい方には『入門OCaml』をお薦めしますが、ガッツリ勉強したい方にはこの『プログラミング in OCaml』+webサイトがお薦めです。

2007/Dec/04補記: 一部訂正しました。

数学ガール

さっそくですがクイズです。次の数列の、次に来る数字は何でしょう?

  • 第1問: 1, 1, 2, 3,,,
  • 第2問: 1, 4, 27, 256,,,
  • 第3問: 6, 2, 8, 2, 10, 18,,,
その3は難問(奇問?)ですが、どうでしょう? (ヒントと正解は本文末尾にあります。)

さて、皆さんは結城浩さんをご存知でしょうか? プログラミング言語やデザインパターン等の入門書を多数リリースしているライターさんです。これらの書籍にお世話になったプログラマの方は結構いらっしゃると思います。かく申す私も、その内の一人です。

その結城さんが書かれる分野は、プログラミングに限定されません。暗号やパズル、最近では『プログラマの数学』という書籍を出されたことは記憶に新しいですね。そして最新作が『数学ガール』です。冒頭のクイズはこの書籍から拝借しました。ついでに紹介文もサポートサイトから拝借します。

『数学ガール』は、ミルカさん+テトラちゃん+「僕」という三人の高校生が、数学にチャレンジする楽しい《数学・青春・物語》です。読み物形式でありながら、取り扱う数学的内容は本格的。数学クイズが好きな一般の方から、理系の大学生、社会人まで楽しめるはずです。

これだけ読むと「萌え」をエサにオタクを釣る所謂萌え本[W]の二番煎じであるかの印象を受けるかも知れませんが、内容はちゃんと「数学」かつ「青春」していますし、挿絵も「萌え」とは程遠い素描による素気ないものです。
# それが余計に想像力を刺激する可能性は否定できません :-)

本書で扱われている内容は、素数[W]絶対値[W]べき級数[W]フィボナッチ数列[W]テイラー展開[W]母関数[G]などなど、字面を追うだけでは頭痛がしてきそうなものばかりです。しかしそこはさすがの結城さん。筆が冴え渡っており、サクサクと読み進めることができます。

この書籍を読み進めるにつれ、中学高校と「数学」に対して抱いてきた、理解できたようで理解できていないような、モヤモヤした感じが次第に薄れていくことを実感できます。正直、快感です。このような書籍を手に入れられる今時の中高生は幸せですね。

さて、この書籍を読み進めるにあたって前提とされる数学的知識は、中学〜高校レベルです。しかし、比較的レベルの高い内容の場合はその都度説明がありますので、安心してお手にお取り下さい。知的好奇心に飢えている、最近読む本がマンネリ気味、そんなあなたにもお薦めできる良書です。

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初めてのプログラミング

ちょっと前に購入した書籍ですが、ネタ切れ気味なので今回レビューします。本書はプログラミング初心者向けのテキストです。言語としてRubyが採用されていますので、オブジェクト指向もバッチリ理解できることでしょう。厚さも大してありませんので、気軽に取り組めると思います。

実はこの書籍の元ネタは、ウェブで公開されています。それを翻訳したものを大幅に加筆修正したのが、今回、書籍としてリリースされたようです。紙媒体でなくてもよい方は、こちらのサイトを参考にしてみてはいかがでしょうか?

ところで、この書籍のサンプルコードに出て来る「テクマクマヤコン[G]」だとか「ラミパスラミパス[G]」だとか、訳者さんはもしや魔女っ子[W]好き?

今回も書評なのですが、自費出版のために画像なしです。

旧UNIX USER(現オープンソースマガジン)でGCCプログラミング工房を連載されていた西田亙さんが、オーバーシー・パブリッシングより自費出版された書籍です。以後、Computer Architecture Seriesとして続刊予定とのこと。

さて、第一巻に当たる本書では、gcc[W]によってC言語のソースコードがどのように実行ファイルになるのか、詳細に解説しています。"gcc hello.c -o hello"で実行形式になると記述している書籍は数多ありますが、本書はgccは内部で何をしているのか、という点にフォーカスを当てた稀有な書籍です。人によってはinfoで間に合うという方もいらっしゃるかも知れませんが、紙媒体になっていますので、いつでも手軽に目を通すことができる利点も大きいです。

前述の通り、本書は自費出版であり、著者のこだわりが凝縮されています。ハードカバーの上製本、紙もかなり上質。本を開いて机に置いてもバタンと閉じないので、本を睨みながらPCと向き合うのにもとても便利ですね。

Ship It! ソフトウェアプロジェクト成功のための達人式ガイドブック

先日、ふと立ち寄った書泉グランデで見掛けてそのまま購入しました。サブタイトルは「ソフトウェアプロジェクト成功のための達人式ガイドブック」。書籍『達人プログラマー』でおなじみのPragmatic Programmerシリーズの1冊です。監訳はいつもお世話になってます「でびあんぐる」の皆さん。

全体としては、これといって目新しいことは書かれていませんが、非常にコンパクトに、よくまとまっています。プログラマによるボトムアップ的なプロジェクト管理に興味のある方が、最初に手に取る1冊として適していると思います。

この書籍では「曳光弾開発」というプロジェクト開発方法論が提唱されています。また、現実のソフトウェア開発プロジェクトで起こりがちな問題に対するQ&Aも掲載されており、参考になります。ちなみにタイトルの"Ship It!"は「出荷!」という意味らしいです。

ちょうど、www.linux.or.jpのブックレビューにて、この書籍のレビュアを募集しているようです。もし興味のある方は、応募してみてはいかがでしょうか?

09/02追記: レビュアの募集は終了したようです。

Make: Technology on Your Time

O'Reillyから面白そうな書籍が出ていたので、勢いで購入しました。タイトルは「Make」ですが、ビルドツールのmakeとは関係ありません。どちらかと言うと『Hacks』シリーズに近い感じです。本国(アメリカ)では雑誌としてリリースされているようですが、日本では書籍シリーズとして発行されるとのこと(次号は12月発行)。

内容はと言うと... 表面的には単なる工作の本です。「カイトフォトで空中撮影」「ビデオデッキを改造して猫の自動えさやり機を作る」などといったあたり、工作少年だった往時の心を痛く刺激されます。表紙に書かれた「モノを作る楽しさ + ガレージ生まれの「すごい」テクノロジー」はまさにそれを表しているのではないでしょうか。

しかしこの書籍はそこに留まりません。流行りのLife Hackネタも掲載されているところからも伺えるのが、「自分の手で生活をよりよくする」という姿勢です。テクノロジーを消費するのではなく、我々が創造者(Maker)になるための手助けをしてくれるのがこの書籍。かなりお薦めです。

C++スタイルブック

先に紹介した『C++ Primer第4版』でも紹介されている書籍です。JavaではSunの"Coding Conventions"が有名ですが、それのC++版と考えてもらって結構です。

ただ、この書籍ではコーディング規約だけではなく、C++というプログラミング言語に特有な実装上のトピックも扱っています。言語仕様が複雑なだけに、取り上げられているトピックは多数ありますが、物理的なボリュームは少ないのでかなり読み易いです。

とは言え、内容自体は『C++ Coding Standards』と重複していますので、どちらか1冊持っていればもう1冊を購入する必要はなさそうです。

C++ Primer第4版

大抵の書店のC++コーナーに行くと、強大な存在感を持つテキスト『C++ Primer』があります。それの最新の版が先日リリースされました。国内の出版社がASCIIから翔泳社に変わったこともあり、表紙のデザインが随分と変わりました(先に出ていた『C++スタイルブック』と同じものです)。

分厚さは以前の版と変わりなく1,000ページ弱ありますが、サイズは随分と小さくなりました。中身はまだこれから読み進めるところですので、評価はしません。ただ、あの威圧感がなくなり、手に取りやすくなったことは大きいと思います。

一緒に購入した『C++スタイルブック』とともに、C++をより使いこなすべく、これからもまだまだ精進する所存であります!

lifeHacks PRESS

ちょっとした工夫で日々の生活や仕事をもっとうまくこなしていくためのノウハウ、つまりlifehacks[G]を実践するためのムックです。書店で山積みになっているので、既読の方も多数いらっしゃるかと思います。恥ずかしながら、私はこの書籍で初めてlifehacksやGTD[G](Getting Things Done)といった言葉を知りました。

内容は、紙とペンを利用したGTDの実践からGTDで利用できる文房具の紹介といったアナログなものから、Googleの活用法やWeb 2.0的なツールを利用した知の管理法といったデジタルなもの、勉強会やプレゼンのノウハウなど、様々な内容が網羅されています。深く突っ込んだ話がないので非常に読み易く、技評社らしく実践的な内容が中心ですので、それぞれの取っ掛りとして最適と思います。

この書籍を読んで、GTDと腰リール[G]を実践し始めました。詳細は後日報告しますが、頭の中の雑事を一度紙にすべて落とし込んでいるので、アタマが非常にスッキリと軽くなります。ToDoが山のようになってしまい、何処から手を付ければいいのか分からなくなる前に、一度GTDをお試しあれ。

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