05/01: GW集中連載! 真空管アンプを設計しよう! その4
カテゴリ: 雑記
さて、6C4Cをフルドライブするには110Vp-pが必要です。110Vp-pをVrmsに直すと、およそ40Vrmsです。CDプレイヤーを直接接続する場合は1Vrmsの入力でボリュームが最大になるように設計すれば問題ありませんので、必要な利得は約40倍です。
しかしここで注意が必要です。差動増幅の場合、入力を上下の管で分け合うことになります。つまり単管あたりの入力は0.5Vrmsになりますので、80倍の利得が必要です。80倍もの利得を単段で得るには、12AX7(ECC83)といったμ=100ぐらいの三極電圧増幅管を使うか、五極電圧増幅管を使うことになります。五極管は色々と面倒なので、素直に三極管を使いましょう。
まずは12AX7のデータシートを取得します。Ep-Ip特性図のIp: 2.0mAとEp: 500Vを繋ぐ直線をえいやっと引いてみます。これがプレート抵抗250KΩのロードラインになります。ちょうどEg: -1.5VのところでEp: 200V, Ip: 1.2mAになりました。色々考えるのは手間なので、この動作点を使ってみましょう。
もちろん、この動作点も最適化されていないと思います。前掲の書籍を読みながら試行錯誤してみて下さい。ついでに書くと、Ep: 500Vは高すぎです。次回、線を引き直します。
さて、この動作点からロードラインでEgを0.5Vrmsつまり±0.7Vさせた時、Epはおよそ145Vから255Vまで変化します。何とまあ都合のよいことに、110Vp-pが得られました。という感じで続きます。
