07/17: 『数学ガール』
さっそくですがクイズです。次の数列の、次に来る数字は何でしょう?
- 第1問: 1, 1, 2, 3,,,
- 第2問: 1, 4, 27, 256,,,
- 第3問: 6, 2, 8, 2, 10, 18,,,
さて、皆さんは結城浩さんをご存知でしょうか? プログラミング言語やデザインパターン等の入門書を多数リリースしているライターさんです。これらの書籍にお世話になったプログラマの方は結構いらっしゃると思います。かく申す私も、その内の一人です。
その結城さんが書かれる分野は、プログラミングに限定されません。暗号やパズル、最近では『プログラマの数学』という書籍を出されたことは記憶に新しいですね。そして最新作が『数学ガール』です。冒頭のクイズはこの書籍から拝借しました。ついでに紹介文もサポートサイトから拝借します。
『数学ガール』は、ミルカさん+テトラちゃん+「僕」という三人の高校生が、数学にチャレンジする楽しい《数学・青春・物語》です。読み物形式でありながら、取り扱う数学的内容は本格的。数学クイズが好きな一般の方から、理系の大学生、社会人まで楽しめるはずです。
これだけ読むと「萌え」をエサにオタクを釣る所謂萌え本[W]の二番煎じであるかの印象を受けるかも知れませんが、内容はちゃんと「数学」かつ「青春」していますし、挿絵も「萌え」とは程遠い素描による素気ないものです。
# それが余計に想像力を刺激する可能性は否定できません :-)
本書で扱われている内容は、素数[W]、絶対値[W]、べき級数[W]、フィボナッチ数列[W]、テイラー展開[W]、母関数[G]などなど、字面を追うだけでは頭痛がしてきそうなものばかりです。しかしそこはさすがの結城さん。筆が冴え渡っており、サクサクと読み進めることができます。
この書籍を読み進めるにつれ、中学高校と「数学」に対して抱いてきた、理解できたようで理解できていないような、モヤモヤした感じが次第に薄れていくことを実感できます。正直、快感です。このような書籍を手に入れられる今時の中高生は幸せですね。
さて、この書籍を読み進めるにあたって前提とされる数学的知識は、中学〜高校レベルです。しかし、比較的レベルの高い内容の場合はその都度説明がありますので、安心してお手にお取り下さい。知的好奇心に飢えている、最近読む本がマンネリ気味、そんなあなたにもお薦めできる良書です。
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