03/31: 『いかにして問題をとくか』
カテゴリ: 書評
装丁がやや古いことにお気付きかも知れません。その通り、この書籍は初版が昭和29年(1954年)、つまり50年以上前の発行です。現在発行されているのが第11版ですが、言い回しが古くさい程度で、現在でもまったく問題なく通用します。
さて、内容はタイトルの通りです。いかにして問題を解くか。著者が数学者なので取り上げられている問題は数学ですが、もっと広範な問題に対して適用可能な、かなり汎用的な問題の解き方を教授してくれます。
中でも有用なのが、表紙裏に掲示されている通称「リスト」。問題を解くためのチェックリストが、問題を解く段階ごとに列挙されており、これがこの書籍の価値を高めています。リストの内容は、実際に本書を手に取って確かめてみて下さい。
取り上げられている数学は、高校数学を学んでいれば問題なく理解できる程度の難易度ですので、数学が不得手な学生さんに特にお勧めしたい一冊です。文庫本サイズでボリュームもそれほど多くありません。一気に読み終えることができますが、繰り返し読み返すほど味が出ることと思います。

