03/31: 『いかにして問題をとくか』
装丁がやや古いことにお気付きかも知れません。その通り、この書籍は初版が昭和29年(1954年)、つまり50年以上前の発行です。現在発行されているのが第11版ですが、言い回しが古くさい程度で、現在でもまったく問題なく通用します。
さて、内容はタイトルの通りです。いかにして問題を解くか。著者が数学者なので取り上げられている問題は数学ですが、もっと広範な問題に対して適用可能な、かなり汎用的な問題の解き方を教授してくれます。
中でも有用なのが、表紙裏に掲示されている通称「リスト」。問題を解くためのチェックリストが、問題を解く段階ごとに列挙されており、これがこの書籍の価値を高めています。リストの内容は、実際に本書を手に取って確かめてみて下さい。
取り上げられている数学は、高校数学を学んでいれば問題なく理解できる程度の難易度ですので、数学が不得手な学生さんに特にお勧めしたい一冊です。文庫本サイズでボリュームもそれほど多くありません。一気に読み終えることができますが、繰り返し読み返すほど味が出ることと思います。
03/28: 『Free Software Free Society』
FSFのAssociate Membershipに登録したのは既報の通りですが、昨日、FSFからブータブルCDになっている会員証、リチャード・ストールマン[W](RMS)の書籍『Free Software Free Society』、機関誌『FSF Bulletin』が届きました。
届いたばかりなので未読ですが、GNUの教祖(!)RMSのエッセイが掲載されています。また、イントロダクションはクリエイティブ・コモンズ[W]で著名なローレンス・レッシグ[W]教授によるものです。かなり読み応えがありそうですが、目次に目を通してみると既視感が...
と、ここまで書いて、ふと一冊の書籍を思い出しました。RMSによる『フリーソフトウェアと自由な社会』です。目次を確認してみると... まったく同じじゃないですか! この訳書の原著だったようです。GNUやFSFに興味のある方は、この訳書を読んでみて下さい。
03/20: C MAGAZINE休刊
03/18発売の4月号をもってC MAGAZINEが休刊になりました。幾度となくお世話になった雑誌だけに、休刊(事実上の廃刊)はとても残念です。
さて、本号。表紙には赤の太字で「最終号ボリューム増」と書かれていますが、もともと物理的に薄い雑誌なので、あまりボリュームが増えた感じはしません。
4月号という時期的なものもあるのでしょうが、特集はいずれも入門記事です。特集1の「図解 OS・アプリのしくと開発」では、『不思議の国のアリス』っぽいキャラたちが説明してくれていますが、ちょっと物足りない感じ。第2特集の「無料でそろえる開発環境」ではGCC[W](Cygwin[W]), 統合開発環境Eclipse[W], VS 2005 Expressが紹介されています。いずれも導入済み/経験済みなので、目新しさはイマイチ。
第3特集の「Symbian OSの世界」ではSymbian OS[G]の概要からM1000[G]でのアプリ開発までが解説されています。個人的に注目しているデバイスですので、この特集記事だけは◎。もちっと濃くてもよかったですが、紙面の都合もあるのでしょう。
個人的にちょっと期待外れだったのが、「P.J.Plauger日米プログラミング対談」。対談記事になってない〜。ちょっと泣けました。まあ、「プログラミング千夜一夜」は2本掲載されていたのでよしとします。他の連載記事も、いつも通りに読み応えがあります。
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03/16: 積ん読 その3
03/14: 積ん読リスト Pearson編
O'Reilly編でも書きましたが、私、積ん読マニアです。現在、積ん読状態になっていた書籍を発掘し、数冊の書籍を並行して読み進めていますが、いずれもPearsonなのでちょっとばかしリストアップしてみます;
1.はC++の入門書なのですが、一風変わっています。他の入門書のように文法を順に羅列していくのではなく、より実用的なプログラミングを組みながら理解を深めていくというアプローチが採用されています。
2.は1.と同じ著者によるC++中級者向けの書籍です。なぜC++なのか、よりよいC++プログラムを書くためにはどうすればよいか、といったことが長年の経験に裏打ちされた言葉によって記されています。もともとはOOP専門誌のコラムとのことで、非常に読み進めやすいです。
3.は今更ながら読んでいるのですが、結構古い本です。データ構造にふさわしいアルゴリズムを書く勉強になります。4.は最近出ました。実は未読です。デザインパターンの勉強になるっぽいです。しっかり読んだら改めてレビューします。
1.と2.は訳者が同じ小林健一郎さんなのですが、実は3.も同じ方でした。偶然って本当にあるものなのですね。


